地球上で最強の生物は範馬勇次郎。
- 巨大アフリカ象を一人で屠る
- 軍用車を一撃で破壊
- 地震をグーパンで止める
その数々の伝説は彼が地上最強の生物であることを裏付けています…と茶番は置いておいて。
地球上で一番弱い生物が『マンボウ』であるという噂を聞いたことがありませんか?
範馬勇次郎とは真逆でマンボウの最弱伝説としてネット上で飛び交う数々の噂には目を疑うものが多いです。
今回はそんな最弱生物マンボウの都市伝説とその真相についてまとめてみました。
都市伝説!?マンボウの衝撃の死因と真実
真直ぐにしか泳げずに壁にぶつかって死亡
マンボウはその特徴的な体の構造が原因で体を曲げることが出来ないので、直進することしか出来ずに壁にぶつかって死亡してしまうという説があります。
他の魚は体全体で方向転換するのに対し、マンボウは後方のヒレで方向転換するので小回りは効きにくく、俊敏な動きは難しいですが曲がることが出来ないわけでは無いそうです。
深海に潜ったら水温が低すぎて死亡
明確な定義は無いですが、深海とは水深200m以上の海域と言われています。
マンボウが自ら海中深くへ潜り、深海は水温が低いのでそれによって凍死してしまうという噂があります。
しかしマンボウは水面近く~水深800m辺りが生息域なので、その程度の水深では水温が原因で死亡することは無いそうです。
朝日を浴びると死亡
マンボウは海面でプカプカと浮かびながらお昼寝することがあるそうです。
その姿を見て「朝日(日光)が原因で死亡している!」という噂が流れたのでしょうか?
水族館では、カメラのフラッシュ等の強い光に驚き水槽のガラスにぶつかって死亡してしまうことは稀にあるそうですが、日光で死亡してしまうのであれば水族館への輸送も不可能です。
従って朝日や日光が原因で死亡することは考えられないそうです。
自らジャンプして着水の衝撃で死亡
マンボウのジャンプは海や水族館でも確認されている行動です。
この行動の理由は、自らの体に付着した寄生虫を取り除くためという説が有力とされています。
水族館ではジャンプが原因で死亡したと報告されることは無いそうです。
近くにいた仲間が死亡してショック死
繊細な心の持ち主であるマンボウは、仲間が死亡してしますことでストレスを感じて自らも死亡してしまうという噂があります。
実はマンボウは縄張り意識の強い魚で、個体数が増えることを阻止する行動をとることがあるそうです。
仲間の減少にストレスを感じることは稀で、逆に争って死亡してしまうことの方が多いそうです。
前方のウミガメとぶつかることを予感したストレスで死亡
先述した通り、マンボウは縄張り意識の強い魚なのでウミガメによるストレスも存在するのかもしれませんが、それが原因で死亡してしまうことは確認されたことが無いそうです。
謎の多いマンボウの生態
調査の結果、ネット上で噂になっているマンボウの都市伝説のほとんどはデマでした。
なぜこのような噂が広がってしまっているのか…実はマンボウの生態には未だに謎が多く、産卵する卵の数・繁殖に関すること・ジャンプや海面でお昼寝する理由も未だに分かっていないのです。
英語ではオーシャン・サンフィッシュ(ocean sunfish)と呼ばれ、海の太陽としてその存在感を示すような3mを超える体躯、2トン以上の体重を持つ世界でも最大の硬骨魚であるマンボウ。
まだまだ謎が多い生物だからこそ、このようなロマン溢れる?都市伝説が流れています。