動物の生態

人類の親戚ゴリラの小話_ドラミングの意味・血液型はB型は嘘?名前の由来や人間との関わりについて

動物の生態
photo by:Charles Patrick Ewing

「人間とゴリラではDNAの違いはわずか2%以下である」

ニンゲンのDNA一致率は約99.9%だといわれています。

0.1%の違いが他人との差を作り、2%離れるとゴリラになる…

そう思うと、ゴリラが何だか近い存在に感じてしまう私でした。

今回はそんな人類の親戚『ゴリラ』に関する小話です。

ゴリラの名前の由来

ゴリラの語源は、ギリシャ語の『毛深い人』という意味の【gorillai(ゴリライ)】からきており、元々は西アフリカの毛深い女系部族の名だったといわれています。

日本には『gorilla』として明治時代に伝わり、大猩猩(おおしょうじょう) とも呼ばれていました。

引用:Scott Calleja

ドラミングの意味

ドラミングとはゴリラが手で自身の胸を叩く行為のことです。

勘違いされがちですが、この時の手は『グー』ではなく『パー』の状態で叩きます。

  • 自己主張している
  • 興奮している
  • 居場所を知らせる
  • 気持を落ち着かせる

など『ドラミング』には様々な意味があるといわれています。

ゴリラの血液型は全てB型は嘘?

これは厳密には間違いです。

ゴリラは大きく分けると4種類存在します。

すべてのゴリラがB型ではなく4種の中の『ニシローランドゴリラ』が全てB型といわれています。

ニシローランドゴリラは全ゴリラの内90%以上を占めているので、噂に尾ひれが付き「ゴリラの血液型はは全てB型」といわれるようになったそうです。

他の種にはA型やO型もいるといわれています。

人間とゴリラの関り

人間とゴリラは約700~1200万年前に祖先から別れたといわれています。

そして今から約2500年前、初めてゴリラの群れを見た人間は航海者ハノンと呼ばれるカルダゴ出身の人物だったといわれています。

彼はアフリカを探索するために派遣され、それまでも珍しい習慣を持った部族を発見していました。

そんな彼がゴリラの住む島に入り、見つけた時には『毛深い変わった人間』だと思ったそうです。

航海中に毛むくじゃらな人間たちを発見して、その中で女を3人捕獲した。しかし女たちは非常に凶暴で抵抗したので彼女らを殺したと言う。地元の通訳にこの毛だらけの女どもはどういう人種かと尋ねてみると、通訳は「ゴリラ」と呼んだ。

Wikipedia

自己紹介をしても意思疎通が出来ない、石を投げ威嚇されたそうです。

そんな中で3頭のゴリラを捕獲し連れ帰ろうとしたが、あまりにも凶暴だったので仕方なく殺し皮を剥いで祖国に持ち帰りました。

彼は最後までゴリラを同じ人間だと思っていたそうです。

手話を覚えたゴリラ

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