地球が誕生して46億年、初めての生物の誕生は約35憶年前の海の中…
長い歴史の中で、生物の約90~99%が絶滅したといわれており、その種類は50億~500億以上であると推定されています。
そんな地球から消えた生物の中には、現代では考えられないほど巨大で恐ろしい生物が存在していました。
メガテリウム(オオナマケモノ)
メガテリウムは約500万~1万年前に生息していた巨大なナマケモノです。
全長6~8メートル、体重は3トンで、その巨体から現在のナマケモノと違って木に登ることはなく地上生だったようです。
南アメリカに生息し、同種であるエレモテリウムがアメリカ大陸に進出した人類と遭遇・狩猟の対象になっていたと記録が残っています。
ティタノボア
ティタノボアは約6000万年前に生息していた巨大な蛇です。
全長は15メートル、体重は1トン以上、最も太い部分の直径が1メートルという地球史上最大のヘビです。
大蛇として有名なアナコンダは全長5メートルほどなので、その3倍の大きさと考えるとその恐ろしさがお判りいただけるでしょうか。
ティタノボアが生息していた時代の地球は現代よりも気温が高く、変温動物であるヘビが大きくなる条件が揃っていたといわれています。
アースロプレウラ
アースロプレウラは約3億年前に生息してた巨大なヤスデです。
節足動物の中で地球史上最大級といわれており、その全長は2メートル、横幅45センチメートルを超えていたと推測されています。
排泄物の化石から草食だったと推測されていますが、その巨体を維持するためには草だけでは栄養価が足りていないと指摘されており、その食性は未だに断定されていません。
ヨーロッパや北アメリカ大陸の各地で化石が見つかっています。
アーケロン(アルケロン)
アーケロンは約7500万年前に生息していた巨大な亀です。
なんと体長が4メートル、その体重は2トンにも達したと推測されています。
キリンの全長が約4.2m、以下の画像からも恐ろしい大きさの亀だとお判りいただけるでしょうか。
アーケロンはこれまで地球に生息していたウミカメの中で、最も体の大きい種だったといわれています。
生息地は白亜紀の北アメリカ大陸に存在した内海で、他の地域からは発見されていないようです。
メガロドン
メガロドンは約600万~200万年前に絶滅したといわれている大型のサメです。
その大きさは最低でも10メートル以上、最大で20メートルにもなると推測されています。
画像の中央にある茶色の物体がメガロドンの歯で、その他は現在地球に生息しているサメのものです。
歯の大きさを比較すると、メガロドンの巨大さが伝わります。
クジラも捕食していたと判明しており、化石の分布から世界中に生息していたといわれています。
アンドリューサルクス(アンドレウサルクス)
アンドリューサルクスは約4500万~3600万年前に生息していた蹄を持つ大型肉食哺乳類です。
その体長は約3.8メートルで「史上最大の陸生肉食獣」と呼ばれています。
既知の陸生肉食哺乳類のなかで最大級の顎の持ち主であり、その強靭な顎で亀の甲羅や大きな甲殻類を噛み砕き捕食していたと推測されています。
カメロケラス
カメロケラスは約4億7000万年前に出現した巨大なチョッカクガイです。
その殻の長さは6メートル以上、一説では11メートル以上だったともいわれています。