下水道に棲む巨大な白いワニ
フロリダ州のお土産屋では、生きたワニの赤ちゃんを小さな水槽に入れて土産物として販売していました。
とある日ニューヨークから来た観光客は、それを買ってペットとして育てようします。
最初は小さく可愛かったワニも、どんどん成長して大きくなっていきます。
手に負えないほど大きくなると、ワニをトイレに流してしまいました。
流されたワニは下水道に流れ着き、ネズミやゴミを食べて繁殖して成長し、巨大化していきました。
大きいといってもまだ幼い頃に処分されたワニは、一生の大半を日光の当たらない環境で過ごすことになります。
ワニはやがて視力や皮の色素を失って、目の見えない完全なアルビノになってしまいました。
ニューヨークの作業員がある夜、作業の為に下水道に行きました。
なんとそこには巨大な白いワニが居ました。
その大きな白いワニが自分の方に向かって泳いでくるのを見てショックを受けて作業員は逃げ出します。
その後何週間もかけて狩りが行われたが、結局ワニは見つからないままだったとか…
『下水道のワニ』の正体は?
これはアメリカで伝わる『都市伝説』です。
1920年代から1930年代に目撃情報と共に広まったこの話は様々な形式でアメリカ各地に伝わり、1980年にはこの都市伝説を元に映画『アリゲーター』が作られました。
下水道には水があり、地上に比べて暖かいので爬虫類にとっては天国のような環境に思えるが実際はそうではありません。
ニューヨークの冬の気温は低く、ワニは変温動物なので自分で体温調整が出来ず、さらに下水道の環境はみなさんの想像通り悪いです。
これらの環境でワニが巨大になるまで成長し、生き抜くのは現実的に厳しいでしょう。
しかし実際にアメリカでは逃げ出したワニが発見されたという例もあり、『本当に存在するのではないか…』と噂されている。
信じるか信じないかはあなた次第です…
Reference:https://ja.wikipedia.org/wiki/下水道のワニ