未確認生物・UMA

日本のUMA ”河童” 実在する?その正体や起源は?

未確認生物・UMA
photo by:Japaaan

日本でその名を知らない人は居ないのではないでしょうか。

「平気へっちゃら屁のかっぱ~」なんて言葉が園児時代の流行語だった覚えがあります。

「河童の川流れ」などの慣用句だけに留まらず数々の漫画やアニメにも登場し、最大の特徴である頭に乗ったお皿、全身緑色の体、人間の子供に似た容姿を持つ河童は、老若男女問わず愛されている未確認生物です。

その実態は妖怪?UMA?宇宙人?現代でもさまざまな推測がされています。

今回の記事ではそんな河童の歴史や噂などを取り上げ解説していきます。

河童の起源

河童の伝説は全国津々浦々で語り継がれていますが、その起源は諸説あります。

  • 陰陽師の安倍晴明や、伝説の彫刻職人である左甚五郎作の作成した人形に命が吹き込まれた結果、河童が誕生したとされる説
  • 中国から渡ってきた一族説
  • 間引きされた子供の遺体説
引用:Wikipedia

また地域によって呼び方やその扱いも違います。

河太郎・エンコウ・ガワタロ・ヒョウスベ・メドチ・カワコなどとも呼ばれ、一部では神様であると崇められ、また別の地域では化け物・妖怪の類として恐れられている場合も有ります。

河童の正体は?

宇宙人説

宇宙人にも様々な形態があります。

一番有名なグレイ型、爬虫類のような容姿のレプティリアン型、人間に似通ったノルディック型などが有名でしょうか?

なんと『河童はグレイ型かでプティリアン型の宇宙人なのでは?』という説があります。

  • 緑色の体はスーツである
  • 甲羅は酸素タンク
  • とがった口は酸素マスク
  • お皿は太陽光発電機

などと言われているとか…根拠としては弱いような印象を受けました。

未確認生物(UMA)説

未確認生物とはネッシーやアッシー、ジャージーデビルやモスマンなどが代表とされる『未だに発見されていない生物』のことです。

河童もこの未確認生物のひとつなのではないかといわれています。

狭い島国である日本でまだ未発見の生物が居るのか?と思われるかもしれませんが、古くから多くの言い伝えがありこんなにも有名な河童です。

UMAの可能性もあるのかもしれませんね。

外国人説

カトリック教会の修道士の髪型として知られているトンスラ(トンスーラ)。

フランシスコ・ザビエルに代表されるよううなこの髪型はカッパのお皿によく似ています。

この水辺で泳ぐこの髪型の人間を見た昔の日本人が、河童と勘違いした説もあります。

引用:Wikipedia

水死体説

現在一番有力なのが水死体説です。水死体の特徴が河童の特徴に酷似していて、当然水辺で発見されるので『水死体の見間違い説』が濃厚であると言われています。水死体の特徴とは

  • 皮膚が緑色になる
  • 川底や岩と擦れ、頭皮が無くなり頭頂部が禿げることが多い
  • 肛門から水が入り込み臀部が拡張される

などが挙げられます。河童の特徴に似ていると思いませんか?

また水死体が出るような水辺は危険であることが多く、特に子供はその危険が高いです。

子供たちにも分かるように警告するために河童という妖怪を利用し『河童が出るからこの辺りには近付くな』と脅すことで未然に事故を防ごうとした地域もあるそうです。

以下が2020年に投稿され話題を呼んだツイートです。

こんな看板が存在することからも、地域によってはこのような形で河童が伝承され続けてきたのかもしれません。

ミイラが発見された!?

河童のミイラが発見されているということはご存じでしょうか?

ミイラが発見されたと話題に上がったのは、佐賀県伊万里市にある松浦一酒造。正徳6年(1716年)創業の老舗の造り酒屋です。

ちょうど昭和28年に母屋の屋根の葺き替え工事中に、大工の棟梁が「梁の上にこんなものが…」と持ってきたのがボロボロの紐でくくった黒い箱。蓋をとると中からなんとも奇妙な動物のミイラが出てきました。

http://www.matsuuraichi.com/matsuuraichi-yurai.html

引用した文章にあるように、墨書きで『河伯』と書かれた黒い箱が見つかり、蓋を取り中を確認したところ見たことのない風貌の生物のミイラが入っていたそうです。

この文字を調査したところ河童は『河伯』とも呼ばれていることが分かり、このミイラが河童であると推定したそうです。

現代では河童のミイラは昔のミイラ造形師が様々な動物を組み合わせて作られたものだとか、カッパの手と呼ばれるミイラはカワウソだとか…実在しない生物であるといわれています。

では松浦一酒造さんの所のミイラはどうなのでしょうか。

以下に松浦一酒造さん のホームページから印象に残った文章を引用します。

「これは本物だ」「いや、カッパは架空の動物だ。作り物だろう」といった、カッパ評議に花が咲きますが、本物?偽物?…いずれにせよ私どもは先祖から受け継がれた水のお守り神、すなわち酒のお守り神として今後も大切にして、良いお酒をつくるよう更に研鑽努力をしていこうと心を新たにしています。

http://www.matsuuraichi.com/matsuuraichi-yurai.html

科学が発展した現代、様々な方法で真偽を検証することは可能でしょう。しかし松浦一酒造さんの考え方は、河童が本物かどうかよりも大切なことがあるのだと感じられる、暖かくとても良い考え方だと思いました。

真相はカッパにしか分かりませんね。

あにまるトリビア
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