未確認生物・UMA

懸賞金1億!日本のUMA ”ツチノコ” は見つかったのか?実在してるの?

さまざまな技術が進化し続けている現代、世界は指数関数的にものすごい勢いで発展しています。

そんな現代では『もう未知の生物なんて存在しない!』なんて錯覚に陥ってしまいそうになりますが、実は現在でも地球上の80%以上の生物が未知であると言われています。

先日も鹿児島で『オシリカジリムシ』と名付けられた新種の甲殻類が発見され、ニュースになっていました。今でも毎年のように新種の生物は発見されているのです。

ツチノコは日本でもっとも有名な未確認生物(UMA)のひとつです。

その歴史は古くツチノコらしき姿が描かれている縄文時代の土器や石器が出土されています。

1970年代(昭和40年代)のツチノコブームでは、大人も子供も夢中になって実在するかどうかを語り、市町村や百貨店などが懸賞金を懸けツチノコ探しに熱中しました。

今回の記事ではそんなツチノコの生態や目撃情報などを取り上げ解説していきます。

ツチノコとは

未確認生物のため、推測の域を出ない情報ですがその生態をご紹介します。

体は黒褐色や焦げ茶色、体長は30~70cm、その姿はヘビに似ているといわれていますが、普通のヘビと比べて胴体の中心部分が膨れています。

昼行性で群れは作らず単独で行動し動きは俊敏、警戒心が強く臆病な性格だそうです。

その小さな体で2~3m跳躍し、猛毒を持ち、いびきをかいて眠るといわれれています。

水中で目撃された例もあり、泳ぐことができるとされています。

移動はヘビのように地面を這う、芋虫のように体を屈伸させる、尾を咥え輪になって転がるなど移動方法にもさまざまな説があります。

古くは縄文時代の土器や石器にその姿が描かれ、日本神話に登場するカヤノヒメと呼ばれる草の神(野の神)はツチノコではないかといわれれています。

目撃情報

目撃情報は全国で上がっています。

特に岐阜県東白川村では目撃証言が多く、日本唯一のツチノコ資料館である『つちのこ館』や『つちのこ神社』があるほどです。

懸賞金一億円って本当?

ツチノコブームである1970年代以降、実際にツチノコに対して懸賞金が懸けられています。当時その最大額は2億円だったそうです。

現在でも新潟県糸魚川市では頻繁にツチノコの捜索が行われているそうです。

写真提供で10~100万円、生存捕獲で1億円の賞金が懸けられています。

現在はコロナウイルスの影響で大規模な探索は行えていないようですが、地元隊員での捜索は続いている様です。

以下にその他にあった懸賞金の一覧を引用します。

  • 兵庫県千種町:賞金2億円(宍粟市成立時に終了)
  • 岡山県吉井町:賞金2000万円
  • 兵庫県美方町:別荘地100坪
  • 広島県上下町:賞金300万円(1989年)
  • 西武百貨店:賞金6万円(写真)・10万円(遺体)・30万円(生け捕り)
  • 山と溪谷社:生態写真に賞金10万円
  • 和歌山県すさみ町:賞金100万円と副賞イノブタ1頭
  • 岐阜県東白川村:賞金100万円(1989年以降は毎年1万円ずつアップ)
  • 奈良県下北山村:賞金100万円
  • 学研『ムー』編集部:賞金100万円
引用:https://ja.wikipedia.org/

ツチノコの正体は?

腹の膨れたヘビ説

画像のような大きな獲物を飲み込んだヘビや、妊娠中のお腹が膨れたヘビを見間違えたという説です。

ヘビは顎関節の構造が特殊で、自分よりも大きな獲物を飲み込むことが出来ます。

画像のような状態は極端ですが、ツチノコと見間違える可能性は充分にあります。

また日本の在来種であるマムシが妊娠した際、お腹が膨れている状態をツチノコに見間違えたという可能性も有力です。

大きな獲物を飲み込んで膨らんだヘビ 
引用:エランド湖動物保護区Facebookページ

『アオジタトカゲ』の誤認説

2020年の淡路ファームパーク イングランドの丘の公式ツイッターで投稿されたこちらの画像がツチノコに似ていると話題になりました。

一見ツチノコにも見えますが、よく見ると手足が生えています。

日本でアオジタトカゲは、1970年代ごろからペットとして飼育されるようになりました。

丁度ツチノコブームの時期と重なっていて、それは目撃情報が爆発的に増えた時期と一致しています。

新種の未発見生物説

もちろん未だに発見されていない新種の生物であるという説もありますが、存在しないことを証明するのは非常に難しいのです。

いつか動物園で普通にツチノコが見れる日が待ち遠しいですね。『つちのこ探検隊』の成果を待つとしましょう。

あにまるトリビア
タイトルとURLをコピーしました